女川原発 2012 12 9
2012年9月3日の日本経済新聞Web刊には、このような記事がありました。
「炎天下の女川原発 19人の外国人専門家が見たもの」
7月下旬、6か国・19人からなる外国人ばかりの専門家チームが、
東北電力の女川原発(宮城県女川町、石巻市)建屋に踏み込んだ。
東日本大震災で、どんな影響を受けたのか、詳しく実地視察するのがミッションだ。
8月10日夕、東京の内幸町にある「フォーリン・プレスセンター」の会見場。
国際原子力機関(IAEA)やアメリカの原子力規制委員会(NRC)、
フランスの放射線防護原子力安全研究所(IRSN)、
民間の一線級の専門家ら総勢19人が姿を現した。
代表して話をしたのは、IAEA耐震安全センター長のスジット・サマダー。
「2週間かけて女川原発の1〜3号機を見て来た。
あれほど巨大で長く続いた地震にあったにもかかわらず、
驚くほど損傷が少なかったというのが結論だ」
「(放射性物質のとじ込めなどで極めて高い性能が求められる)安全系の設備は、
いずれも健全だった。
安全面で十分なゆとりを持つ設計になっていたことが分かった」
(以上、引用)
女川原発とは、東北電力の原子力発電所で、
東日本大震災の震源に最も近く、
想定を上回る揺れに襲われながら重大な損傷を受けなかったのです。
ウィキペディアによれば、
「原子炉等規制法により、女川原発敷地内には、
一般住民が許可なく入ることができず、
当然、一般住民の避難所に指定されている建物もないが、
東日本大震災の発生後、広報施設の『女川原子力PRセンター』に、
被災者が自主的に避難してきたため、
敷地内の体育館等を開放して最大約360名を収容し、
食事等の提供がなされている」とあります。